2015/12/10
11月最終土曜日頃、急に寒くなりましたが、それまでずっと暖かでした。そのおかげで11月でも虫に刺されたひとがけっこう来院されました。例年11月の虫刺されは少ないです。刺された場所も家の中、庭、公園、学校、畑とさまざま、年齢もお子さんが多いですが赤ちゃんから高齢者まで万遍なく。かなりの人が何に刺されたのですかと聞かれます。私もたいへん知りたいですが、答えはほとんどわかりません。開業して以来の経験上、このへんで刺された場合、局所のかゆみ、赤み、腫れ、あるいは熱感のみで、それ以上の重篤な症状がおこったことはないので、気楽に構えておりますが、東京でデング熱騒ぎがありましたね。しかも患者ご本人には海外渡航歴がないという。いきなりそういう人が来られたら診断できないなと内心心配に思っています。どこで刺されたかは(このあたり、山林、国内、国外)必ず聞き、国外、あるいは国内でもつつがむし報告例の多い地区の場合、後から熱がでたら必ず再診してくださいと説明しております。幸いに今までのところ再診された例はなく、かゆい!ですんでおります。最近詐欺に遭いかけました。インターネット広告がらみです。2年前に契約し、そのときにトラブルがあったので、電話があって契約延長をといわれたとき、またトラブルかとついふらふらとOKしてしまったことが始まりです。ついふらふらには大いに反省しております。そのあと、ゆっくり考えてやはりことわろうと、前回の請求書の住所あてに速達で契約しませんと伝えました。それが、宛先に該当者不在とのことで戻ってくるとほぼ同時に請求書が郵送で届き、その住所は送ったところと同じ、ただ階数が違うだけでした(普通なら階数まちがいなら届きますね。)もう一度速達でそこ宛にだし、それも戻ってきたので、これはへんだ詐欺かとそこで考えました。最初に電話があって18日後、入金がないとの催促の電話があり、ここでおことわりの手紙を2度送ったが届かず、どうなっているのかと逆に聞き返したところ、引っ越した、ついてはここにかけてほしいと電話番号を告げて切れました。もう詐欺と確信していたので放置していたところ4日後にその番号で電話があり、なんとそれはおどし恐喝の専門家と思える電話でした。私はでていませんが、直接対応した事務さんがこわいと言っていました。こちらにしゃべるあるいは切るすきを与えず、当然ゆっくり考える時間を与えず、おどしまくって恐怖心をおこさせ、とにかくお金を払って終わらせようと思わせる戦法のようです。向こうが訴えるぞと言ったのをきっかけに、訴えたら知らせてほしい、こちらも警察と弁護士に連絡してしっかり対応しますからと答えたところ電話は切れ、終了となりました。【反省点】勧誘の電話にその場で即答してはいけません。プロですから自分の世界にたぐりよせ、考える暇を与えずにうんと言わせる技術をもっています。今回のことでおかしかったこと。1)住所に会社が存在しなかった。(ひょっとすると2年前も詐欺だったのかなぁ。会社自体はネットで調べて別の住所にあります)2)請求書がすぐに送りつけられ契約書がなかったこと。3)振込先の宛名が広告会社ではなく、それらしい別の会社名であったこと。4)電話がはなから恐喝口調であったこと、顧客相手にそれはないでしょう。です。実在の広告会社の内部事情を知る人間が一枚かんでいますね。まさに虚実とりまぜてです。皆様気をつけましょう。考えてから答えましょう。